HuX
AI × UX × DX / Course Overview
改修のご依頼を、"よりよい提案" に変える 8 時間。
架空の業務システム改善案件を題材に、課題の発見から、AI を使った動くプロトタイプづくり、改善のご提案までを体験する実践講座です。
受講者それぞれがロールを 1 つずつ担当し、全員が自分の手で作業を進めます。
HuX × EPSON AVASYS
全 4 回 × 2 時間
Codex で全員が手を動かす
ロール別・個人ワーク中心
管理画面の実務に直結
開催形式
4回 × 2時間
計 8 時間。4〜5 名想定・ロール別の個人ワークが中心です
題材
1案件
架空の印刷会社「ミドリ印刷」の業務システム改修依頼を扱います
身につける武器
3つ
コスプレUX / 体験構造図 / HTML設計(このあとご説明します)
持ち帰る成果物
6点 + 型
課題の整理から動くプロトタイプ、AI開発ハーネス一式まで持ち帰れます
Program Journey / 8 時間の流れ
前半で 「何を作るべきか」を決め 、後半で 形にします 。
第 1–2 回 / UX設計力
何を作るべきかを決める
現場の課題を見つけて、本当に直すべき場所を決めます
第 3–4 回 / AI設計力
決めたものを形にする
AI を使って動くプロトタイプに仕上げ、改善をご提案します
第 1 回
課題を見つけ、裏づける
"ダメ管理画面" を実際に操作して困りごとを体感で集め、業務データで裏づけます。
成果物 課題仮説シート(根拠つき)
第 2 回
検証し、体験を設計する
現場役へのヒアリングで仮説を検証し、業務の流れを 1 枚の図にして、作る範囲を 1 つに絞ります。
成果物 体験構造図+改善方針
第 3 回
要件と構成を決め、画面にする
AI に渡せる要件書をまとめ、構成案を比較して選び、各自が担当ロールの画面を立ち上げます。
成果物 要件+構成方針+試作画面
第 4 回
動かして、提案する
担当画面を磨き込み、使った型をハーネスとして整理し、顧客役への全員リレー提案で締めくくります。
成果物 動くプロトタイプ+提案+ハーネス
Weapons / 講座で身につける 3 つの武器
3 つの武器 を、実案件でそのまま使える形で持ち帰れます。
WEAPON 01 / 第 1 回で使う
コスプレUX
ユーザーに "なりきって" 実際の業務を操作し、体で違和感を捕まえるリサーチ手法です。資料からは出てこない現場の本音を、自分の苛立ちとして体験します。さらに AI にペルソナの独り言を喋らせ、課題を本音レベルまで深掘りします。
WEAPON 02 / 第 2 回で使う
体験構造図
「誰が・何をして・どこで詰まり・どんな感情か」を 1 枚で可視化する設計図です。As-Is(現状)と To-Be(理想)を並べると、表向きのご依頼の裏にある "本当に直すべき場所" が浮かび上がります。
WEAPON 03 / 第 3–4 回で使う
HTML設計
要件を AI に渡せる密度の Markdown に書き、AI との対話(バイブコーディング)で動く HTML プロトタイプに立ち上げる設計法です。分厚い仕様書ではなく "動くもの" で合意形成します。書くのが先、動かすのは最後です。
Approach / 根拠に基づく要求分析
AI の一般論ではなく、業務に根ざした提案 をつくります。
すべての課題仮説に「根拠」を必ず添えます。体感・データ・現場の声の "三点検証" を通った課題だけを要件化に進めるため、
誤情報や浅い一般論が提案に紛れ込みません。
EVIDENCE 01 / 体感
操作して、体で捕まえる
"ダメ管理画面" を実際に操作し、困りごとを自分の一次体験として記録します(コスプレUX)。伝聞や想像ではなく、体験が出発点です。
EVIDENCE 02 / データ
業務データで裏取る
受注台帳・問い合わせログ・納期遅延率などの業務データパック(架空)で、課題を数字で確かめます。感覚だけの仮説は先に進めません。
EVIDENCE 03 / 現場の声
現場に確かめる
講師が演じる現場担当者(営業・工務・オペレーター)へのヒアリングで仮説を検証してから、要件化に進みます。
Case Material / 題材
すべては、架空ケース「ミドリ印刷 」の 1 通の依頼から始まります。
表向きの依頼
FROM 株式会社ミドリ印刷 情報システム部
TO 開発パートナー各位
SUBJECT 【お見積依頼】受発注管理システムの画面改修について
いつもお世話になっております。ミドリ印刷 情報システム部です。
営業部門より、得意先から「いま注文がどうなっているのか分からない」との指摘が増えていると報告がありました。つきましては、案件一覧画面にステータス表示を追加する改修 のお見積をお願いできますでしょうか。
納期は今期中を希望します。仕様の詳細はお打ち合わせにて。
この依頼を "言われた通り" に見積もるか、裏にある本当の課題を読みにいくか ──
実務とまったく同じ構図から、講座は始まります。題材は新規事業ではなく、既存システムの改善案件 です。
設定 内容
CLIENT 株式会社ミドリ印刷 ── 架空の大手総合印刷会社(商業印刷+パッケージ)
SYSTEM 受発注・工程進捗管理の Web システム(社内管理画面 + 顧客向け画面)
ROLES ① 営業(受注入力) ② 工務/生産管理(工程組み) ③ 現場オペレーター(進捗入力) ④ 顧客企業の発注担当(入稿・校正・納期確認) ⑤ 情報システム部(改修依頼の窓口)※ 受講者が 1 ロールずつ担当します
構図 「ステータス表示を足してほしい」という改修依頼の裏に、業務全体の分断が隠れている ── という設定です
仕込んである "課題の種"(教材に埋め込み済みの違和感)
ステータスが見えない
Excel との二重管理
電話・FAX・メール併用
同じ情報の再入力だらけ
専門用語・コードだらけの UI
校正やりとりの迷子
納期遅延の発覚が遅い
教材の目玉 ── 「触れるダメ管理画面」
架空システムの "わざと使いにくい管理画面" を、HuX が HTML で実際に実装してお配りします。受講者の皆さまはロールカードを引き、
この画面で業務ミッションに取り組みながら、詰まる・イラつく箇所を体感で集めます(=コスプレUX)。
最終回の成果物は同じ画面の After 版になるため、Before → After の変化がはっきり見えます。
BEFORE ─ 教材(HuX が事前に実装)
midori-print.local/juchu/list.cgi?mode=2
受注管理システム v2.3 ─ 案件一覧
受注No:______
F3:検索
F5:再表示
CSV出力
受注No 得意先CD 品目CD 工程CD ST 納期
J26-0042 C0381 HIN-114 K-40 40 06/18
J26-0051 C0095 HIN-203 K-20 20 06/20
J26-0058 C0381 HIN-090 K-10 15 06/25
J26-0063 C1120 HIN-114 K-30 30 07/02
※ 工程の変更は工務課(内線 4032)へ電話のこと
※ 現場の進捗は紙の日報を参照 ※ ST コード一覧は共有フォルダの Excel 参照
検索は受注 No のみで、得意先名では探せません。ステータスは謎の数字。電話と Excel が前提の画面です。
AFTER ─ 受講チームの成果物イメージ(第 4 回)
midori-print.local/orders
誰が見ても 10 秒で答えられ、状態・期限・リスクが言葉で見えます。※ 画面は一例で、チームの設計によって変わります。
あわせてお渡しする教材セット
教材 内容
触れるダメ管理画面 HTML で実装した架空システム。ロール別の業務ミッションつき
業務データパック 受注台帳(Excel)/問い合わせログ/納期遅延率などの KPI(すべて架空データ)
現場役ヒアリング 講師が営業・工務・オペレーターを演じ、チームの質問に "現場の言葉" で答えます
プロンプト・テンプレ集 リサーチ/コスプレUX/要件化/構成比較/バイブコーディングの型
Sessions / 各回の中身
1 つの案件を、4 回かけて 一周します 。
※ 各回の途中に小休憩を挟みます
SESSION 1
業務を読む × 課題発見 。
"ダメ管理画面" を操作して、現場の困りごとを体感で集めます。
「ステータス表示を足してほしい」というご依頼の裏にある課題の全体像を、体感で洗い出し、業務データで裏づけます。課題仮説は「事実 → 分析 → 仮説」の形で、根拠つきで整理します。あわせて、知らない業務(印刷)を AI リサーチで素早く読み解くスキルも練習します。
0:00 – 0:15
オリエン+架空ケース説明(ミドリ印刷の業務と、届いた改修依頼)
0:15 – 0:45
ダメ管理画面を操作 :各自が選んだロールの業務ミッションを実行。詰まる・イラつく箇所をそのまま付箋化
0:45 – 1:15
コスプレUX 深掘り+AIリサーチ :自分のロールのペルソナで AI に独り言を喋らせ、本音の課題を追加。並行して印刷業務ドメインを調査
1:15 – 1:40
業務データパックで裏取り :受注台帳・問い合わせログ・KPI から、課題を裏づける事実を拾う
1:40 – 1:55
課題仮説シートに構造化:各自の 事実 → 分析 → 仮説 を全体マップに統合(根拠の記入は必須)
1:55 – 2:00
全体共有+次回予告
ロール別 業務ミッション(例)
ロール ミッション 仕込まれた "詰まり"
営業 得意先から「例の件どうなってる?」と電話。受注 No 不明のまま案件を探せ 検索が受注 No のみ。得意先名ではヒットしない
工務 得意先のカラー変更要望に合わせ、工程を組み直せ 画面では変更できない。電話+Excel 突合が必要
オペレーター 印刷完了を報告せよ 進捗入力は別画面+紙日報の二度手間
顧客 校正戻しの期限を確認せよ メールを遡るしかない。システムでは見えない
情シス 営業部のクレーム報告を受け、改修の見積依頼をまとめよ どの画面・どの操作が原因か、システムからは特定できない
DELIVERABLE 課題仮説シート(根拠つき) ── 事実 / 分析 / 仮説 / 根拠 / 困る人 / 優先度
AI で印刷業界の業務(受発注〜製版〜印刷〜加工〜出荷の流れ)をリサーチし、出典つきで課題仮説を 3 つ追加していただきます。
SESSION 2 ─ ここが講座の肝
体験設計 × 「何を作るべきか」を決める 。
ヒアリングで仮説を検証し、たった 1 つの改善スコープへ絞り込みます。
ヒアリングとデータで検証した本質課題と、表向きのご依頼(ステータス表示の追加)との差分を、自分の言葉で言える状態にします。そして「全部は作らない」── 改善スコープを 1 つに絞り切ります。ここが UX設計力の本体です。
0:00 – 0:25
仮説検証ヒアリング :講師が演じる現場担当者(営業・工務・オペレーター)に各自のロール視点で質問し、前回の仮説を裏づけ・修正する
0:25 – 1:00
As-Is 体験構造図 :ロールごとのレーンを各自が書き、誰が・どこで詰まり・どんな感情かを根拠つきで 1 枚に統合する
1:00 – 1:25
Why の深掘り :詰まりの連鎖を遡り、表向きの依頼の裏にある本質課題を特定する
1:25 – 1:50
To-Be 体験設計+スコープ決定 :理想の体験を描き、今回作る範囲を 1 つに絞る("捨てる勇気" も体験します)
1:50 – 2:00
改善方針 1 枚にまとめて共有
As-Is 体験構造図(書き方イメージ)
顧客(発注担当)
「あの注文、どうなってます?」と営業へ電話
感情:不安・不信
詰まり:自分では確認する手段がない
営業
画面で探せず、工務へ内線で確認
感情:申し訳ない・板挟み
詰まり:得意先名で検索できない
工務(生産管理)
システムと Excel を突き合わせて回答
感情:うんざり(1 日 20 件)
詰まり:正の情報源が 2 つある
現場オペレーター
進捗は紙日報。入力は夕方まとめて
感情:二度手間への諦め
詰まり:日中はシステムが現実とズレる
INSIGHT ── 表向きのご依頼との差分
ご依頼は「ステータス表示を足してほしい」。しかし本質課題は 進捗情報が役割ごとに分断され、"いま どこにあるか" を誰も一目で言えない ことです。
表示を 1 列足しても、Excel と紙日報が残る限り、その表示は実態とズレ続けます。
DELIVERABLE 体験構造図(As-Is / To-Be)+ 改善方針 1 枚 ── 誰の・どの詰まりを・どう変えるか、今回は何を作らないか
To-Be 体験を 1 枚に清書し、画面要件の "種"(必要な情報・状態・操作)をメモしてきていただきます。
SESSION 3
要件化 × 構成設計 × HTML設計 。
要件をまとめ、最適な構成を根拠をもって選んでから、画面を立ち上げます。
To-Be 体験を、AI に渡せる密度の要件ドラフト(Markdown)に落とし、それを実現する構成(アーキテクチャ)を比較・選定して、選定理由まで言語化します。そのうえで初めてバイブコーディングに入り、プロトタイプ v1 を立ち上げます。「書くのが先、動かすのは最後」── この順序を体で覚える回です。
0:00 – 0:40
要件ドラフトを Markdown で書く :対象ユーザー/画面要件/状態遷移/業務ルール/今回作らない範囲
0:40 – 1:05
アーキテクチャ方針を決める :AI に構成案を複数出させ、評価軸(既存資産の活用・段階導入・運用負荷)で比較して選ぶ。選定理由も言語化する
1:05 – 1:50
バイブコーディングで v1 :要件ドラフト+構成方針を AI に渡し、各自が担当ロールの画面(営業ビュー・工務ボード・現場入力・顧客ポータルなど)を個別に立ち上げる
1:50 – 2:00
v1 を見せ合い、次回の磨き込みポイントを決める
要件ドラフト(Markdown / 密度のイメージ)
# 改修要件ドラフト:案件ステータスボード
## 対象ユーザーと利用シーン
- 営業:得意先からの問い合わせに 10 秒で答える
- 工務:Excel 突合なしで全案件の現在地を把握する
## 画面要件
- 案件カード:得意先名 / 品目 / 現在工程 / 納期までの残日数
- 検索:得意先名・品目名であいまい検索できる
- ステータス:受付 → 製版 → 印刷 → 加工 → 検品 → 出荷 の 6 段階
## 状態とルール
- 納期まで 3 日未満 かつ 工程遅延 → 「遅延リスク」を表示
- 現場の完了報告と同時にステータスが進む(紙日報は廃止)
## 今回作らない範囲(スコープ外)
- 請求・在庫・原価まわり / 帳票出力
## 構成方針(アーキテクチャ概要)
- 既存の受注システムは触らず、進捗参照ビューを追加する段階導入
- データの流れ:現場の完了報告 → 進捗データ → 営業・顧客ビュー
- 選定理由:移行リスクが最小で、効果検証がいちばん速いため
DELIVERABLE 要件ドラフト(Markdown)+ 構成方針 1 枚 + HTML プロトタイプ v1 ── 要件と構成が設計書、プロトタイプはその証明
(任意)v1 をご自身で触り、磨き込み案を 1 つお持ち寄りください。
SESSION 4
動かす × 提案する 。
全員リレーの 10 分提案で、8 時間を締めくくります。
各自の担当画面を「提案で見せられる」レベルに磨き、ミドリ印刷役(講師)へ全員リレーの Before → After 提案を行います。あわせて、講座で使った要件テンプレ・プロンプト・チェックリストを「自社用の AI 開発ハーネス v1」として整理し、翌週から実務で使える形で持ち帰ります。
0:00 – 0:50
磨き込み :各自の担当画面に実データ風の表示・主要インタラクションを入れ、画面間のつながりを確認する
0:50 – 1:10
ハーネス化 :使った要件テンプレ・プロンプト・AI 出力チェックリストを「自社の型 v1」として整理する
1:10 – 1:30
提案準備 :Before/After ストーリーをリレー形式の 10 分構成に組む(誰がどの画面を見せるか)
1:30 – 1:50
リレー提案 :顧客(ミドリ印刷役=講師)へ全員で 10 分の改善提案+質疑・講評
1:50 – 2:00
クロージング:学びを実案件へ持ち帰る方法と、FDE としての次の一歩
リレー提案 ── 10 分の構成
経過 パート 内容
0 – 2 分 Before 実演 ダメ画面で実際に詰まってみせる(「得意先名で検索できません」)
2 – 4 分 本質課題と根拠 表向きの依頼と本質課題の差分を、体験構造図と "三点検証" の根拠で説明する
4 – 8 分 After リレーデモ 各ロールが自分の担当画面を 1 分ずつ実演し、To-Be 体験をつないで見せる
8 – 10 分 構成と効果 アーキテクチャ方針・段階導入・誰の何分が消えるかで締める
DELIVERABLE 動く HTML プロトタイプ + 提案ストーリー + 自社用ハーネス v1 ── そのまま社内デモ・顧客提案・次の案件の型として使えます
Deliverables / 持ち帰り資産
8 時間後、チームの手元に これだけ残ります 。
#
成果物
由来する回
1 課題仮説シート (事実 → 分析 → 仮説、根拠つき)第 1 回
2 体験構造図(As-Is / To-Be)+ 改善方針 1 枚 第 2 回
3 要件ドラフト(Markdown) ── AI に渡せる密度の設計書第 3 回
4 アーキテクチャ方針 1 枚 (構成案の比較と選定理由)第 3 回
5 動く HTML プロトタイプ (Before → After・ロール別画面のセット)第 3〜4 回
6 Before/After 提案ストーリー (5 分構成の型)第 4 回
+ AI 開発ハーネス一式 (要件テンプレ / プロンプト集 / AI 出力チェックリスト)── だれがやっても品質が揃う "型"全体
Environment / 受講環境
Codex で、全員が個々に 手を動かします。
TOOL / 標準環境
Codex(御社利用環境)
御社でご利用いただける Codex を標準環境とします。リサーチ・要件整理から HTML プロトタイプの生成まで全員が個々に作業でき、無償ツールの制限に依存しません。利用形態(ChatGPT 内・CLI・IDE)は初回に社内環境へ合わせて設定します。
STYLE / 進め方
ロール別の個人ワーク
4〜5 名の受講者が、営業・工務・現場・顧客・情シスのロールを 1 つずつ担当します。課題発見も画面づくりも "自分の担当" を自分の手で進め、最後に全員で 1 つの改善提案へ統合します。
SECURITY / 安心材料
題材がすべて架空
ケース・画面・データはすべて架空のため、機密情報を AI に入力する場面がありません。生成した HTML はブラウザで開くだけで動き、特別な環境構築も不要です。
HuX × EPSON AVASYS / FDE実践講座 Course Overview / 2026
株式会社 HuX / 亀田 重幸(かめち)